外構業者が勧める!外構業者の選び方~新築編~

 

新しくお家を建てるにあたっては、外構工事を検討する必要があります

外構は、建物の周りを構成する構造物で、門やフェンス、駐車場などのことです。

外構工事をしないと、新築のお住まいが汚れたり、プライバシーが守られなかったり、と生活に支障が出ます。

土ぼこりを飛ばしたり、防犯上のリスクが高まったり、とご近所迷惑になる可能性もあるのです。

新しいお家で、快適な生活を送るためには外構工事は必須です。

 

 

 

外構工事を依頼する際の2つの方法

外構工事を依頼する場合には、大きく分けて2つの方法があります。

家を建てた建築会社あるいは工務店に依頼する方法と自分で外構工事専門業者を探して依頼する方法です。

 

建築会社や工務店に依頼する場合

敷地や間取りのことを理解していて、早くから外構計画に取り掛かることができます。

図面や打ち合わせの時間や内容が共有できるなど、手間が省けます。

ただ、外構工事は下請け会社に発注される場合も多く、管理費などが全体の工事金額に上乗せされ、トータルコストが割高になることもあるようです。

また、仕様や工事範囲などに制限があって、希望の外構が叶えられないといったケースもあるようです。

 

専門業者に直接依頼、契約する場合

業者を自分で探さなければならなかったり、打ち合わせ時間を確保したりと、手間のかかることもあるでしょう。

しかし、地元の外構専門業者は、専門知識が豊かで土地のことをよく理解しています。

費用が抑えられたり、グレードを上げることが可能になるかもしれません。

 

相見積もりを取ろう

いずれにしても、お勧めしたいのは相見積もりを取ることです。

外構工事は、施工面積、敷地の高低差、施工する内容によって大きく異なります。

外構は完全オーダーメイドです。

建築会社や工務店に依頼しようとしていたとしても、相見積もりを取ってみて下さい。

希望に寄り添ってくれる業者であるか見極め、納得することが必要です。

外構工事は、その後の生活の質を左右するものです。

金額だけで業者を決めることは危険ですので、ご注意ください。

 

必要な工事を知ろう

相見積もりを取る前に、どのような工事が必要なのかを知ることが大切です。

どのような生活がしたいのか、何を重要視するのか、考えてみましょう。

安心安全な暮らしがしたい、個性を生かした空間を作りたい、趣味を楽しみたい、家族との時間を大切にしたい、メンテナンスフリーにしたい、金額重視、など人それぞれだと思います。

敷地内を舗装したければ、コンクリートにするのか、砂利を敷くのか、芝を貼るのか…舗装工事が必要になります。

境界を明確にするのならば、フェンスを立てるのか、ブロックを積むのか、生け垣を作るのか、決める必要があります。

ポストインターホンはどこに設置するのか、どんな表札にするのか、こだわりのある方もいらっしゃるでしょう。

駐車場を作るなら、カーポートカーゲート車止めなどを検討する余地があります。

道路と玄関に高低差があれば、階段スロープが必要になります。手すりを設置したい方もいらっしゃるでしょう。

ウッドデッキタイルテラスは生活に広がりを持たせてくれるアイテムです。

植栽を行ったり、外水栓外部照明を設置するのも外構工事の一部です。

自分にとって最適な外構工事のプランが何かを知っておくことで、相見積もりを取った時の良し悪しの判断ができるのです。

 

 

 

外構業者の選び方

どうやって探す?

どうやって外構専門業者を探したらいいのか、迷われる方もいらっしゃるでしょう。

まず、建築地の近くで探してみて下さい。

地元の専門業者であれば、地域のことをよく知っていますし、何かあってもすぐに駆けつけてくれるでしょう。

外構工事には現地調査が欠かせません。フットワークの軽さも重要なポイントです。

施工するにあたっても、交通費や時間の節約になり、コストが抑えられる要因であることが分かります。

今はインターネットの時代です。検索すれば、意外と近くに外構専門業者があるものです。

 

インターネットを使って業者を探す際に注意したいのは、プラットホームです。

今、一括見積サイトや紹介サイトが多くあります。

いっぺんに相見積もりが取れるようで便利と思われますが、仲介料や出来高などのコストが発生し、工事費に上乗せされてくる可能性があります。

もちろん、それぞれのシステムや業者の考え方で違いはあるかと思います。

(過去に、出来高1割でプラットフォームに参加しませんかとお誘いいただいたことがありましたが、弊社はお断りしています)

 

どうやって選ぶ?

では、どうやって自分に合った業者を見極めるのでしょう?

外構は、解体工事、土木工事、基礎工事、組積工事、床工事、コンクリート工事、仕上げ工事、タイル工事、木工事、金物工事、設備工事、造園工事などさまざまな工事が混ざり合って完成します。

希望する工事内容に合った施工をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

ホームページなどを見て、施工事例があれば、参考になります。

直接、問い合わせてみるのも良いでしょう。

プラン作成と見積もりを依頼して、希望する外構工事の内容に沿っているか、より適切な提案が出来るか、費用を予算内に抑える工夫と商品選びをしているか、説明は丁寧か、数社を比べてみて下さい。

 

注意すべきこと

他社の図面を見せて欲しいという業者には、注意が必要です。

モラル違反であり、設計力の未熟さを露呈しており、信用に値しません。

また、極端に安価だったり、簡単に値引きに応じる業者にも、注意が必要です。

適正価格から逸脱していると、粗悪工事になる可能性があります。

 

最後に

施工後の安全・安心にも目を向けて下さい。

外構とは、経年を楽しみながら付き合っていただきたいと考えています。

アフターメンテナンスについても確認しておいた方が良いでしょう。

 

 

まとめ

新築で家を建て、外構工事を依頼する際は、相見積もりを取りましょう。

ご自身にとって必要な工事を知り、的確にアドバイスしてくれる業者を選びましょう。

皆様のエクステリアライフがより良いものとなりますよう、お祈りしております。

 


株式会社心エクステリアデザインでは、外構工事のご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

 


この記事の監修は…

株式会社心エクステリアデザインの営業および設計担当きよです。

植物と樹木造形に惹かれ、植木職人として研鑽を積んだのち、エクステリア業界に参入。  
日々の暮らしに欠かせないエクステリアを、機能的かつ装飾的観点から追求。
今の要望を叶えることはもちろん、将来を見据えた提案をしています。

 

伊藤 聖臣

この記事の執筆は…

株式会社心エクステリアデザインの事務およびウェブ担当ともです。           

一昨年、マイホームを新築。
それまでエクステリアに無関心だったが、身近に外構の設計や施工に接して、
心豊かな生活のために良質のエクステリアが欠かせないことを実感。         
エクステリアの重要性を発信していきたいと考えています。